思想の良いとこ取りをする
何事もバランスが大切だということは、誰もが気づいていることでしょう。
でもそれは非常に難しくて、自分の経験や思考したことを正しいと思い込んでしまうもの。その他にも、小さいころから両親や学校の先生に言われ続けたことは殆どの人は疑いません。私も含めて、0か100かの思考しかできず、苦しむことが多いのではないでしょうか?
例えば、能力主義。今の社会で勝ち組になるためには、必ず”努力”が必要と言われています。勝ち負けで区別するのは本意ではありませんが、勝ち組というのは仮にお金持ち、TOYOTAやSoftBankなど規模は問わず会社の経営者としてみましょう。たしかに、事業を立ち上げるために人々が遊んでいるときも勤勉に活動をしている姿が想像できますね。それを一般的に努力と言います。その取り組みが見事成果に結びつき、その報酬を受け取るというのは自然なように思います。しかし、問題になっていくのは、自業自得論です。社会的に弱い人に対して、「それはお前が努力していないから悪いのだ」という暴論になりがちです。ここまでくると違和感がありますね。誰もが3000時間勉強すれば東大に合格するわけではないのですから、努力も結果に上手く結ばれないときもあるし、そもそも努力できるということも才能だと思うのです。そうとはいっても、能力主義が間違っているわけでもないと思います。ここが最も重要なところです。ある主張が正しいor間違いという考え方が白黒思考だということです。
私も本配属されて一か月。思っていた仕事と違って全然面白くなかったり、先輩の疲れた姿を見ると自分もこうなるのかと恐れたり。「こんなところにずっと居たくない!」って心では思っています。世の中には、今の仕事で満足できていない人、このまま働き続けて良いのか悩んでいる人、やりたいことが他にあるんじゃないかとソワソワしている人がきっといるはずです。日々、会社を辞めるか自分探しを諦めるかという究極の選択が浮かぶこともあるでしょう。でも、どっちも取ることができると私は思っています!!
自分の場合は新入社員なので、まだ仕事始まってないし、わからないことだらけ…。もしかしたら「楽しい!」と思える日が来るかもしれない、そんな自分の変化を見つめていく。一方で、学生時代よりも金銭的な余裕はあるし、お金を理由に何かを諦めることはしなくてよくなった。仕事とは畑違いのこと、でもやってみたいなと思うこと、どんどん挑戦していく。そうすれば、段々わかってくる気がします。焦らなくていいし、一生見つからなくてもいい。物事はどこかで繋がっていますから、いつか全てが結ばれるときが来るかも…