某宗教団体に入りかけた話(3)

▼続き

Alephの修業の一つに、情報遮断というものがありました。その名の通り、ネットニュースやSNSからの情報を断つことです。そのため、私はネットサーフィンをあまりやっていない状態でした。(それが良い悪いは置いといて…)

私は気になることを色々調べたくなる性格で、ネットは推奨されていませんでしたが、ある日教わったキーワードを入力して検索したんです。そうすると、麻原彰晃がアイコンのTwitterアカウントを発見しました。その呟きに貼ってあるリンクには、オウム真理教の経典のようなものがあり、そこに今までの講義で教わった全てが書いてあったのです。最初は、「やっぱりヒットした、真理は本当なんだ」と思っていました。が、なぜ麻原彰晃がアイコンになっているの…?あっ(察し)…、やっと気づいたのです。これまで、オウム真理教の教えを教わっていたのだと。

それに気づいてから、色んなブログを読み漁りました。すると、全く当時の私と同じ状況の人がいたのです。もう黒だと確信したので、道場に行く日程・時間まで決まっていたのに、全てキャンセル。その人たちとの縁も切りました。

それからというもの、抑えていた煩悩を再び蘇らせ、日常生活に戻ってこれました!!!

この経験から色んなことを学びました。「自分は洗脳されない」ということはありません、簡単に人をコントロールすることはできます。それは、人間なら誰しも持っているマインドを上手く使うからです。マインドと言うのは具体的に、恐怖心、自己保全、苦しみを避けたい欲求、虚栄心、優越感、おごり高ぶる心、依存心などです。これらを持ち合わせない人は存在しないので、誰しもかかる可能性があります。

この出来事は、もう半年ほど前の話になりますが、今の私なら何故オウム真理教にこれほどファンがついたのか理解できます。上手くできているんです、本当に。

宗教というものが善か悪かなど議論しても意味はなく(どちらでもなく)、ただ人々の心の拠り所になるのは事実だと思います。本来は人生に正解などないのですから、神のご加護によって幸せになろうとか、この人が言うことは間違いないとか、そんなものは当てになりません。それでも、少しばかり沈んだ心が救われるならば、それを信仰する選択をしても構わないです。何を選んでも良いのです。
※誰かに預ける人生は避けた方がいいですが、、

お布施だなんだと何千万も注ぎ込んで、誰かの恨みを買う。そんな事もあるのです。それでも宗教が悪ということにはなりません、どちらの要素も持ち合わせているからです。

ということで、この話はおしまい。

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