空の感覚②
2022年10月26日
2022年10月27日
寝たいのに眠れない夜ってありますよね。昨日がまさにそんな日でした。あれ何でだろうってよく観察してみると、色んな想念が湧き上がっては消え、湧き上がっては消え… 全然落ち着かない!!脳が休まらない!!だから、寝るモードに入れないんです。
約三カ月ほど前からヨガを始めていて、主に呼吸法がメインのもので、試しにそれを取り入れたら一気に邪魔なものが消えました。呼吸法とは何ぞやというと、ある秒数息を吸って、ある秒数(大体吸う数の倍)かけて吐く。これを繰り返すのです。例えば、片鼻呼吸法というものがあります。一番重要なのは、呼吸をしている間、全ての神経を呼吸と体の感覚(肺に入る、お腹が膨らむ…)に集中するのです。余計なことは考えず、ひたすら続けます。
20呼吸ぐらいで、段々想念が落ち着いてきました。そして、しばらく無の境地に留まっていました。再びポコッと湧いてくることもありますが、呼吸や体の感覚に目を向けると、また消えていくのです。
今回だけでなく、日頃から脳内で再生される声は、実は自らの曇った心が作り出しているものなのです。何故かというと、自分の内面(感覚、呼吸)に向かっているときは、それがないからです。
ラマナ・マハルシも「実在し続けるものだけが真実である」と言っていたように、出たり消えたりするものは偽物であります。スピリチュアルな世界で言われる”自我”は、この想念を指しています。つまり、自我は本当の意味で実在はしていない。あるように見えているだけなのです。