自我から出る言葉は、相手にしこりを残すときがある
2022年11月30日
心から相手のことを思って出る言葉と、自分の感情を前面に押し出して出る言葉は違います。
受け取った側も
前者であれば「ありがとう」という気持ちが湧いてくるし、
後者であればモヤッとしたり、傷つく可能性があります。
言った側も、
自我から出る言葉を放った後に、「まずい」と思う場合があるのではないでしょうか。
おそらく、そういったときは、自我が優位になってしまっているのだと思います。
「まずい」の声は、本来の自分から出てくるものだと。
人間社会は、個人の世界です。自我の世界。
感情を自分だと思い込んでいるため、現実との区別がつきません。
また、心が澄んでいるときと、そうでないときのムラもあります。
実際、相手の自我に引きずり降ろされることもあるでしょう。
このような世界では、ギスギスしたり、負の感情で満たされてしまいます。
一時の自我に振り回されず、相手を大切に思っていれば、
鋭い言葉は出て来ないのです。
自我が優勢になってしまうシチュエーションにおいて、私の中の何かが未だ解決できていない。
過去の記憶を引きずっている、輪廻の中にいる状態なのです。
そこから気づいて脱却しない限り、私たちは永遠に不幸の中に居ます。