私たちは、肉体があり、エゴがあり、他者があるという共通認識の下、人間社会を生きている。

そのため、思い通りにいかないこともあれば、偶然叶ってしまうこともある。

それをどこかで受け入れざるを得ない。

だからこそ、「自分の力でどうにかしよう」という強い欲望が生まれる。

また、夢をかなえてきた人は、「俺の力でやったのだ」「俺には実力があるのだ」「俺は他者よりも優れているのだ」と思い違いをしてしまうこともあるだろう。

そんなときは、よく思い出そう。

これは、私だけの力で起こっているのか？ということを。

例えば、ホラーゲームで、敵が誰もおらず主人公一人だけの世界を思い浮かべて欲しい。

そこに何が起こり得るだろうか？どんな出来事が発生するのだろうか？
言うまでもなく、何も起こらないである。

つまり、私の手で掴んだ成功（失敗も含めて）という出来事は、様々な出来事 —縁— の中でしか起こらないことなのだ。

そして、そこで起きる成功や失敗は、私たちの共通に持つ認識の上でのジャッジであり、それこそが人類特有の共通幻想なのである。

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