某宗教団体に入りかけた話(2)

▼続き

しかし、流石に修行とかいかれてると思う時もありましたので、それを伝えると相手はこう言います。

「y-yuriさんの為に言っている」
「これによってy-yuriさんに嫌われたってかまわない」
「変わりたいのは誰ですか?僕がやらせているわけじゃないよね?」

不思議なことに、そう言われると、そうかもと思ってしまうんですねぇ。

特に、一番最後のセリフが効いてきます。今よりも良くなりたいという向上欲求が強い人間なら納得してしまうのではないでしょうか。たしかに、最初にアプローチしたのは私ですから。

そうして、講義が進むうちに、グルという霊的指導者について教わります。グルとは、唯一の解脱者(欲が無い者、輪廻から脱却した者、覚者)であり、グルだけが真理の道を知っているのだそう。グルとの縁を作っておけば、死後に訪れる来世の輪廻転生決定時に助けてもらえるのだとか(もう普通の人には何を言っているか意味が分からないと思います)

2~3か月ほど講義とお試し修行のようなものをやりつつ、最終回を迎える頃、「まだ伝えてなかったけど、もっと修行するための道場がある」と言われました。

しかし、このときはもっと学びたいという気持ちになっており、気になるなぁと思ってしまったのです。洗脳完了しかけています、怖い怖い。ただ重要なのは、それなりの理論がしっかりと構築されている点です。

このサークルの正体は、ネットで【覆面ヨガ教室】などと検索すると答えはすぐに出てきます。そう、Alephです。Alephとは、オウム真理教の後継団体のことです。

私は、オウム真理教の後釜に片足を突っ込みかけていたのです。

(続く)

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