素粒子は、粒であり波である。人間は、個であり関係性である。

私の尊敬する若新さんが某動画にて、「能力主義から物語主義へ」という主張をしていた。

とても興味深い話であるし、その考えを採用できたら大分心が楽になると思うのだ。

能力主義というのは、「Aさんは優秀だ」とか「記憶力が良いのは、俺の能力なのだ」といったように、才能や出来事を個人の所有物として捉えることである。

一方、物語主義は、「Aさんという人物は優秀と評価されている」とか「記憶力が(相対的に)良い俺として知られている」というような感じだろう。

一人一人に違う運動能力や頭脳、得意不得意があるように、やはり個別で何かしらの偏りはある。

だがそれは、他との関係性が無いと認識できない。認識できないことは、無いのと同じだ。

素粒子を二重スリットで観察するとき、一つ一つの粒をとして別々に見えたとしても、もっと俯瞰してみるとそれは波を描ている。人間はこの世の全てを認識できないので、それぞれ個として生き、出来事は単独で起きていると信じている。しかし、この世を俯瞰できるものからみれば、私たちは全て一つの物語を創っているのかもしれない。

Follow me!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP